中国から各国に上陸したといわれる、新型コロナウイルス。
感染の原因や感染ルートは?感染したらどうなるの?感染対策は何?
など、未知のウイルスの侵食に人々は脅威を覚え始めている。
果たして、新型コロナウイルスとはどのようなウイルスなのか?
新型コロナウイルスとは?
新型コロナウイルス(COVID-19)は呼吸器系の感染が主体である。ウイルスの感染する部位によって、上気道炎、気管支炎、肺炎を患うと言われている。
発祥の源であるのは中国、武漢市。過去に発生したウイルス例の基より、感染源はコウモリの可能性があるとされている。
新型コロナウイルスは、飛沫や接触によってヒトからヒトへ感染すると考えられている。空気感染(ウイルスや細菌が空気中に長期間浮遊するため、1m以上を超えてヒトに感染すること)は否定的とされているが、感染力は1人の感染者から2~3人程度に感染すると言われている。
感染者の症状としては、発熱、咳、筋肉痛、倦怠感、呼吸困難などが比較的多くみられる。また、頭痛、痰、血の混じった痰、下痢などを伴う場合もあるとされる。
新型コロナウイルス、発生状況は?
中国の保健当局は新型コロナウイルス感染者の数が新たに確認された数を含め、7万人を超えたことを発表。
死亡者数は1770人にまで到達した。
WHO公式新型コロナウイルス発生状況最新(2020/3/12現在)
治療方法はあるの?
現時点で、新型コロナウイルスに有効な抗ウイルス薬はない。
そのため、感染したら受け入れに対応している指定の医療機関への入院が原則とされ、そこで対症療法が行われる。
予防対策は?
手洗い・うがい!マスク着用!免疫力の向上!
①石鹸での手洗いやアルコールによる手指消毒
咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものやその周囲にまでウイルスが付着し、それらを介して他者に病原を移す可能性がある。
②うがいと歯磨き
口腔内の菌数は健康な状態でも数十億個にも及ぶと言われている。小まめなうがいや歯磨きを行い、少しでも菌数を減らすことに努め、菌が悪さをする前に予防しておくことが大切である。
③マスク
マスクを着用することにより、咳やくしゃみの飛沫及びそれらに含まれるウイルス病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされている。特に混み合った場所、屋内オフィスやキャンパス、商業施設、乗り物など、換気が十分に行えない場所でのマスク着用が推奨されている。どんな環境であろうとも、咳エチケットはぜひとも積極的に行っていただきたい。
感染症拡大予防に有効な「咳エチケット」とは
飛沫感染で広がる感染症拡大を防ぐために、「咳エチケット」が大切です
風邪やインフルエンザを始めとする呼吸器感染症は、感染者の咳やくしゃみなどに含まれるウイルス・細菌を他の人が吸い込むことによる「飛沫感染」で広がっていきます。人から人へと感染が拡大しないよう、症状の有無にかかわらず、普段から咳やくしゃみの飛沫が人にかからないよう配慮するのが「咳エチケット」です。
④免疫力を高めてウイルスバリアを
結局のところ、このウイルスを完璧に防ぐことは難しい。目に見えない病原体だからこそ、自分自身の戦闘能力を鍛えておく必要がある。そのためには、日ごろから規則正しい生活を身に着け、栄養バランスのよい食事摂取と適度な運動等によって免疫力を向上しておくことがベストである。
まとめ
目に見えない新種ウイルスの脅威は測り知れない。我々の身体を蝕んでいく新型コロナウイルス。今後も感染の拡大を食いとどめる日を迎えるには、まだまだ莫大な時間がかかることだろう。