【第92回アカデミー賞】「パラサイト」韓国経済格差の描写に全世界が魅了した

最も栄光を飾るという作品賞に韓国映画、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が頂点に達した。

英語圏以外での作品が作品賞を取るのはアカデミー史上初であり、韓国映画としても初受賞となる。


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アカデミー賞4冠受賞の快挙!

引用:https://www.cinematoday.jp

第92回アカデミー賞授賞式が、米ロサンゼルス近郊ハリウッドで現地時間の9日に開催された。韓国、ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」が最も重要な賞といわれている、“作品賞”を受賞した。

アジア圏単独、英語以外の映画では史上初の作品賞を受賞。その他に、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞と合わせて4冠の最高評価を得て、輝かしい功績を挙げた。

韓国映画でアカデミー賞を受賞すること自体が初めての歴史的快挙を遂げた。そのため、自国韓国での大いなる称賛からは歓声が鳴りやまない。

また、本作は第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞。その他に、ゴールデングローブ賞、シドニー映画祭、トロント国際映画祭など、誰もが耳にしたことがあろう名だたる映画祭でも、160を超えた数々の賞を授与されている。

韓国社会を風刺した、気になるあらすじは?

引用:http://www.parasite-mv.jp

「パラサイト 半地下の家族」は、韓国社会の経済格差を風刺しながら、ミステリアスなサスペンスやコメディなど多彩なジャンルを合致させた作品となっている。

―――全員失業中、半地下住宅で極貧の生活を送る4人家族のキム一家。その一方で登場するのは、IT企業経営の社長が父親であり、裕福かつ大豪邸に暮らす4人家族のパク一家。

極貧家族で大学受験に失敗続きの長男のギウは、ある理由からエリート大学生の友人に家庭教師の仕事を紹介される。身分を偽り訪れたのは、パク一家が住んでいる高台の大豪邸だった。予想外に好条件の就職先を見つけたギウは、徐々に自分の家族(キム一家)ごと、パク一家にパラサイト(日本語直訳で寄生生物居候の意。)していく。彼らが辿り着く先に待ち構えている衝撃の光景とは…?!

韓国の貧困層と富裕層の生活格差を題材にした予測不能の物語。相反する一家の交わりによって生み出される展開が、何とも見どころであろう。


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興行収入14億円超え!

写真左/主演のソン・ガンホ(jキム・ギテク役) ; 写真右/監督のポン・ジュノ

引用:https://tokushu.eiga-log.com

世界各地でパラサイト旋風が巻き起こっている。

日本国内の動員が100万人を突破。興行収入も急上昇し、14憶円超えを果たす大当たりとなった。

日本の観客動員100万人&興行収入14億円突破!
ポン・ジュノ監督&主演:ソン・ガンホからも「ありがとう」

引用:https://cinefil.tokyo

わずかな製作費の映画にも関わらず、全世界興行収入では1億6500万ドルを突破。日本円にして約181億円に達し、絶好調な成績を収めている。

話題のポン・ジュノ監督、プロフィールに注目!

この作品でメガホンを握ったポン・ジュノ監督。その背景には、鬼才と呼ばれる理由が多く存在していた!

引用:http://eigato.com

日本のTSUTAYAでは、ポン・ジュノ監督の過去作のレンタル回数が急増していることが発表された。話題かつ、人気沸騰中のポン・ジュノ監督の経歴は?

  • 1969年生まれの御年50歳。
  • グラフィックデザイナーの父の背中を見て育つ。父の書斎にあった映画や建築、デザイン関連の海外書籍などを読み多様な芸術文化に触れ合った少年時代を送り過ごした。
  • 12歳で映画監督になることを心に刻みながら、蚕室高校を経て、廷世大学の社会学科へ進学。
  • 兵役終了後は、大学内部に映画サークルを開設。短編映画の演出に励む。
  • 大学卒業後は韓国映画アカデミーに入学し、映画製作を専門的に学んだ。そこから6年間演出やシナリオ作家としての活動に専念し、助監督や脚本家の経歴を積んだ。
  • 2000年「ほえる犬は噛まない」で、長編作品デビューを飾る。
  • 2003年「殺人の追憶」で、監督としての名前が広く知れ渡る。
  • 2013年「スノーピアサー」で、ハリウッド進出し、英語作品も手掛け始めた。

これだけでも多彩な素質を有するポン監督の才能が伺えますね。


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まとめ

実際に私もこの作品を劇場で観てきたが、作品を実際に観る、聴くを体感した人にしか伝わらないものを感じることができた。韓国社会に留まらず、心を有する全世界の生物に共通していえるものを表現していた点が、今回多くの受賞に至った一因でもありそうだ。

また、デビュー作から現在に至るまで、国内外の映画祭典や名立たる評論家から高い評価を受けているポン・ジュノ監督。今後の活躍にも目が離せない。

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